発行: 海と山と安らぎと編集委員会
夏の日差しがやわらぐと、鶴岡は一気に秋の気配に。
空気が澄んで、海は濃くなり、水平線はくっきりと。
庄内平野は黄金色のじゅうたんのよう。
そして、新米はもちろん、旬の果物や魚介など、
鶴岡の秋はおいしいものでいっぱいです。
心地よい秋風に吹かれて、美しい景色を眺め、
秋グルメを堪能し、温泉に癒される。
そんなリラックス旅にでかけてみませんか?
庄内藩の城下町として栄えた鶴岡には、藩政時代の建物や明治大正期のレトロな建築物が点在し、風情ある街並みが魅力です。霊山・羽黒山に参拝すれば、神聖な山のパワーを感じることができます。庄内柿やラ・フランスなど、秋の味覚も楽しみです。
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「亀や」は、鶴岡市の海沿いに湧く湯野浜温泉で、文化10(1813)年の創業以来、200年以上続く老舗の温泉宿。伝統を大切にしながらも、プライベート感いっぱいの特別フロアや、仏蘭西懐石など、新しいスタイルを提案しています。オーシャンビューの客室から望む夕日は絶景です。
一方「湯どの庵」は、1300年の歴史を誇る湯田川温泉の小さな温泉宿。大正時代に建てられた日本家屋をリノベーションした和モダンな空間で、のんびりとくつろげます。タイプの異なる2つの温泉宿。お気に入りのスタイルで、鶴岡の旅を楽しむことが可能です。
宿での食事は、旅の大きな楽しみのひとつ。
海の幸にも山の幸にも恵まれた庄内地方、鶴岡の宝物をいただきましょう。
湯野浜温泉「亀や」の夕食は、最高級の懐石料理や、米沢牛と山形牛を堪能できる牛肉づくしのコース、日本料理とフランス料理を融合した仏蘭西懐石など、庄内の旬の素材に亀やならではのテイストも加わった、心躍るお料理の数々。
湯田川温泉「湯どの庵」の夕食には、庄内の山海の幸と伝統ある食文化の魔法がかけられ、ここでしか味わえない季節のお料理が並びます。
「亀や」と「湯どの庵」のこだわりの夕食をピックアップしてご紹介します。
伝統的な日本料理とフランス料理を融合し、最先端のエッセンスを加えた、亀やの「仏蘭西懐石」。
米沢牛や山形牛、平田牧場の金華豚を使ったメインディッシュや、鮮魚のお造り、季節感いっぱいの前菜など、
四季折々の庄内の山海の恵みを存分に堪能することができます。
ロイヤルコペンハーゲンの器で供される美しい盛り付けも魅力です。
海を望む温泉地、湯野浜温泉の「亀や」と、
歴史ある静かな温泉街、湯田川温泉の「湯どの庵」。
趣の異なる2つの湯宿の
こだわりのお部屋をご紹介します。
鶴岡の市街地から西へ。「亀や」があるのは砂浜が続く海辺の温泉地、湯野浜温泉。目の前には日本海が広がり、全ての客室がオーシャンビュー。特に、最上階の特別フロアHOURAIの客室は、ひと部屋ずつ異なる意匠が凝らされ、水平線に沈む夕日を眺めながら湯浴みが楽しめる温泉付き。至福の時間が過ごせます。
日本海の絶景をひとりじめできる極上のプライベート空間。
専用ラウンジでのチェックイン&アウトや、いつでも楽しめるフリードリンクなど、
プレミアムなサービスも魅力です。
一品ずつ時間をかけて
楽しめるHOURAI
ならではの
コース料理
季節の食材に合わせて
料理の彩りが
変わります
リビング付きで
プライベート感に満ちた
客室 特別室1112
ウェルカムドリンクが
味わえる
特別階ラウンジ
開湯1300年の歴史を誇り、湯治場として多くの文人墨客にも愛されてきた湯田川温泉。静かな温泉街に「湯どの庵」はあります。大正時代に建てられた日本家屋をリノベーションした館内には、スタイリッシュなベッドタイプの客室が14室。木の温もりを感じる和モダンな空間で、庭を眺めたり、湯に浸かったり、ひたすらのんびり過ごしたい、隠れ家のようなお宿です。
全館に気配りが行き届いた静謐な空間は、
間接照明のほのかな明かりと木の温もりで満たされ、
庄内のご馳走と温泉でこころもからだも癒されます。
庄内の季節の食材を
取り入れた
湯どの庵のお食事
和の空間に
スタイリッシュな
ベッドを配したお部屋
湯田川温泉の名湯を
2つのお風呂と
露天風呂で
ロビーの窓から眺める
四季折々に美しい庭園
2021年11月13日(土)湯どの庵、リニューアルオープン。予約も開始しました。
「亀や」がある湯野浜温泉と、「湯どの庵」のある湯田川温泉。
どちらも鶴岡市に位置しますが、温泉街の雰囲気も
お湯の泉質も全く異なります。
個性豊かな2つの温泉の魅力をご紹介します。
海の風情-湯野浜温泉
開湯約1000年と伝わる湯野浜温泉。海辺に湧き出す温泉で大きな海亀が傷を癒していたという伝説が残り、古くは「亀の湯」と呼ばれていました。目の前には延々と続く砂浜と日本海が広がり、水平線に沈む夕日はまさに絶景。「亀や」には夕日を眺めながら入れる露天風呂もあり、心に残る湯浴みが楽しめます。山の風情-湯田川温泉
鶴岡市街の南西、静かな山麓に湧く湯田川温泉は、開湯約1300年という古湯。白鷺が傷を癒す姿を発見したのが始まりと伝わります。鶴岡の奥座敷と呼ばれ、歴代藩主や文人墨客に愛されてきた温泉街は、どこか懐かしい雰囲気。豊富な湯量を誇り、「湯どの庵」では檜風呂と石風呂で、効能豊かなお湯を堪能できます。泉質の異なる2つの温泉
風情の異なる2つの温泉ですが、お湯の泉質も異なります。湯野浜温泉は塩化物泉。塩の成分がパックのように肌を包み、湯冷めしにくいのが特徴です。塩の殺菌効果が傷に効くともいわれます。一方、湯田川温泉の泉質は硫酸塩泉。鎮静作用や血圧を下げる働きがあるとされ、湯治に適したお湯といわれています。